①一部が二階建てとなったロの字型のプラン。平屋部分に中庭が設けられています。屋根はガルバリウム鋼板、壁仕上げはジョリパットと天然木、基礎の一部は大谷石で化粧しています。
ルーバーフェンスを設置することで、道路側からの目線を遮りつつ通風を確保しています。

②道路側ウッドフェンスの足元。アプローチとの境界を玉石で仕上げている。ウッドフェンスは既製品をアレンジしコストを抑えています。

③二階バルコニーからも、中庭を通じてリビングの気配を感じることができる位置関係としています。
   


家の中心に位置する中庭は、それぞれの空間を繋ぐ役割を果たしています。多くの居室から、他の部屋で過ごしている家族の気配を感じとることができるようレイアウトされています。

中庭には大谷石を敷いています。踏み石は稲田石。中庭外周には黒玉石を配し、雨水が浸透しやすくすると共に、バルコニーの竪樋も基礎上を通し、中庭に落とさず外部に排水できるよう工夫しています。ゲリラ豪雨でも水たまりが出来にくいよう考慮した設計となっています。
   
  
⑦オーダーメイド、ステンレス(バイブレーション仕上)カウンターにシステムキッチンを組み入れています。奥に中庭を介して和室が見えます。

⑧⑨ステンレスカウンターの内部や食器棚はチェリー(突板・無垢材)で製作しています。カウンターはスツールを置いて使うことを想定した高さとなっており、キッチンの手元をしっかり隠します。天井にはタラップが収納されており、小屋裏も使用できるようになっています。

⑩リビングの床はナラの無垢材を蜜蝋ワックスで、壁は漆喰で仕上げています。

⑪左手奥にペレットストーブが設置されています。炎が見える温かみのある暖房器具により天井の高い大きな空間を温めます。
 
 
     

  ⑫玄関ドアは外壁と同じ材料による製作品。鍵を刺さずにドアを開閉できる非接触キーを採用しています。

⑬玄関ドアを開くと日の差し込む中庭が広がります。

⑭書斎スペースは一畳程度の小さな部屋ですが、中庭に向けて設置することで閉塞感のない空間となっています。

⑮書斎から中庭を見渡す。中庭の向こう側にキッチンが見えます。


建物の北側に位置する和室は、中庭を通じて、日の光が差し込みリビングの気配を感じることができるようレイアウトされています。窓上にバルコニーを設置することで、夏の直射光は入りにくいよう設計しています。

縁側の障子を閉めれば、プライバシーのある個室となります。
障子は壁内に引き込まれています。


中庭とペレットストーブのある家

静かな住宅地に建つ、中庭を配したロの字型の家。
中庭があることで、日陰になりやすい北側の部屋にも日の光が注ぎ、家全体の風通りも良くなります。多くの部屋が中庭に面するようにレイアウトしていることで、部屋に居ながらも中庭を介して家族の気配を感じることができる、プライバシーを確保しながらも外の空気を感じながら開放的な生活を送ることができる家となっています。